雙語《亞東印畫輯》第1回

（力求原汁原味 - 編譯者）

雙語版《亞東印畫輯》第1回

（1924.8出版）

No. 1  大連港口（大連）

大連港は延長一萬三千餘尺の防波堤を以て東西北三方を圍み、港內(nèi)九十四萬坪の海面に三本のビーアが出て居る、その延長一萬二千六百三十尺、一時に十五萬噸の汽船が繫留され、年額約四百五十萬噸の貨物た吞吐する。滿蒙の玄關(guān)たるに恥づかしくない。

大連港（大連）

大連港以總長一萬三千余尺的防波堤環(huán)繞東、西、北三面，港內(nèi)九十四萬坪的海域延伸出三座突堤式碼頭，總長一萬二千六百三十尺。可同時停泊十五萬噸級輪船，年貨物吞吐量約達四百五十萬噸，不愧為滿蒙門戶之稱。

No. 2  定期船々客上陸（大連）

內(nèi)地からの定期船が到著して、乘容の上陸する光景である。左側(cè)に見にる建物は乘船客の待合室で、內(nèi)外の設(shè)備裝飾、共に東洋に其の比を見ざる立派なもので乘降客はべランダーより突出してゐる加働式乘降梯によつて乘降する。

定期輪船之乘客登陸（大連）

這是從日本內(nèi)陸駛來的定期輪船到港后，乘客登陸的情景。左側(cè)所見的建筑物是乘客候船室，其內(nèi)外設(shè)備裝飾之精美，在東方無與倫比。乘客通過從陽臺伸出的伸縮式舷梯上下船。

No. 3  蒙古の沙丘（蒙古）

汽車に別れてから幾日の旅寢、蒲鉾馬車に委せた體と魂とは、蒙古の原始生活な憧れて此の方大興安嶺へと急ぐ。開魯から札特旗領(lǐng)ヘの途中茫々たる黃砂の平原にさながらの巨濤の如く蜓蜿として隆起して居るものは所謂砂丘である。七月の太陽は赫灼として地の底にまで照りつけて居る、熱砂は百何度の高溫示し蠟燭は熔け燦寸は自然發(fā)火をするといふ狀態(tài)、人も正に昏倒せんとする中を路案內(nèi)の蒙古人は騎馬で此の焦熱地帶を悠々突破する。

蒙古沙丘（蒙古）

離開汽車后之數(shù)日旅宿，將身心托付給了拱棚馬車，懷揣著對蒙古原始生活的憧憬，一路向大興安嶺疾馳。自開魯前往札特旗途中，茫茫黃沙平原上像巨濤般的蜿蜒隆起，就是所謂的沙丘。七月的驕陽赫赫，似欲灼透地底，熱砂顯示出了百度高溫，可融化蠟燭，也讓火柴自然發(fā)火。就在感覺幾乎昏厥之際，引路的蒙古人卻策馬悠然地突破著這一焦熱地帶。

No. 4  蒙古美人（蒙古）

某王の內(nèi)室で、濶額豐頰の間に眉目の愛くるしさを湛へたる正に母性の典型的表情を有して居る。頭髮、服裝共に滿蒙婦人の風(fēng)俗であるが、爰に漢、蒙兩種族の服裝の相異は、漢族の女性はスカートを用ゐるに不拘、滿蒙婦人は男子と同一の大掛兒を著し決して袴を穿かない所に特徵がある。

蒙古美人（蒙古）

在某位王公的內(nèi)室中，有一位女子，寬額豐頰之間洋溢著眉目如畫的可愛神情，這正是母性典型的表情體現(xiàn)。她的發(fā)型與服飾皆保持著滿蒙婦女的傳統(tǒng)風(fēng)俗，此處漢蒙兩族服飾差異在于，漢族女性只是穿著裙裝，而滿蒙婦女則與男子一樣同穿長袍，且絕不穿褲，此乃其特色所在。

No. 5  道士（風(fēng)俗）

千山寺觀の一として普安觀がある。道士の修する處で樹稍に古鐘を懸垂して山嵐に響を傳ふる所など全く一部の活書である。道敎は老子を祖述し神仙を加ヘて說明したもので結(jié)髮した頭上に道帽を冠り寬袍を纏ふて居る。霞を食し風(fēng)を御して悠々自適自然生活をして居る。

道士（風(fēng)俗）

普安觀乃千山寺觀之一，為道士修行之所。此處古鐘懸于樹梢，山風(fēng)傳響，宛如一幅生動的畫卷。道教祖述老子，兼融神仙之說。道士們束發(fā)戴冠，身著寬袍，餐霞御風(fēng)，悠然自得，過著與自然融為一體的生活。

No. 6  無量觀（千山）

千山は遼東第一の仙寰である。巨巖奇峯老松の間に連立してその景色雄大到る處寺觀の見るべきものが多い。その中無量觀は最も名高い。明の徐文華の詩に

雲(yún)煙廻合水潺溪。路轉(zhuǎn)陂陀百折還。

上界鐘聲霄漢杳。前山塔影夕陽間。

松濤漲壑千巖響。花雨浮空滿地斑。

座久虛堂疑誤人。恍然身出世人寰。

好く千山の景趣水寫し得て妙である。

無量觀（千山）

千山乃遼東第一仙境。巨巖奇峰與古松之間廟宇林立，景色雄渾壯闊。可觀之寺觀甚多，其中以無量觀最為著名。明代徐文華有詩云：

云煙回繞水潺湲，路轉(zhuǎn)陂陀百折還。

上界鐘聲霄漢杳，前山塔影夕陽間。

松濤漲壑千巖響，花雨浮空滿地斑。

久坐虛堂疑誤入，恍然身出世人寰。

此詩將千山之景致描摹得淋漓盡致，堪稱絕妙。

No. 7  北陵（奉天の史蹟）

北陵は昭陵とも稱し其の丘を隆業(yè)山と名づく。奉天城の北方里餘の所にあり。順治元年八月太宗文皇帝の靈柩を葬リたる所、其の規(guī)模宏壯にして松杉鬱々奉天唯一の清涼地である。

北陵（奉天史跡）

北陵又稱昭陵，其陵丘名為隆業(yè)山。位于奉天城北一里余處，乃順治元年八月安葬太宗文皇帝的靈柩之所。其規(guī)模宏壯，松杉蔥郁，為奉天首屈一指之清幽勝地。

No. 8  奉天四平街通り（奉天）

奉天四平街は東京の銀座に等しい繁華な街で支那式色彩の頗る濃厚な街である。

奉天四平街（沈陽）

奉天四平街是堪比東京銀座的繁華街道，也是一條極具濃郁中國色彩的街市。

No. 9  新萬物相（其一）

天下の絕景として賣出してゐる金剛山一萬二千衆(zhòng)峯中で然も金剛山を代表する景は萬物相だ、殊に新萬物相の景は正に天下一品。人間の發(fā)明した言葉や、寫眞では此の大自然の藝術(shù)は到底現(xiàn)はし得ない。金剛第一關(guān)之謂ふ石門た潛り辛うじて視く、腳下幾千丈とも知れず銳く削立してゐる力強い男性的景だ。路の餘りに險岨なため舊萬物相丈けで大抵の人は引返すが、新萬物相を見ずに金剛山た語る資格はないのである。

新萬物相（其一）

作為天下絕景而聞名于世的金剛山之一萬兩千座奇峰中，最能代表金剛山景致的當屬萬物相。尤其是新萬物相之景，堪稱天下無雙。人類發(fā)明的言語與照相技術(shù)，終究難以呈現(xiàn)如此大自然般的藝術(shù)。穿過號稱金剛第一關(guān)的石門險隘，方能窺見腳下深達數(shù)千丈、嶙峋陡峭的雄渾奇觀，這是充滿陽剛之氣的壯美景色。因道路過于險峻，多數(shù)人僅觀了舊萬物相便會折返，而未曾領(lǐng)略新萬物相者，實無資格妄論金剛山。

No. 10  美しい庫底の港（金剛山）

白砂長汀—それは美しい海岸を表す為には附きものの言葉だが、往々いかものの白砂長汀がある、然し我が庫底海濵のそれは本當に純白だ。松の翠、碧玉の如く澄んだ日本海、年が年中洗ひに洗はれた眞砂には垢一つない……純な景色だ。附近の藁屋根も四圍の景と調(diào)和して、えも云はれない美しい景色となつて眼底に入つて來る。

美麗的庫底之港（金剛山）

銀沙碧海，這原本是形容優(yōu)美海岸的慣用辭藻，然而世間所謂的銀沙碧海往往名不副實。而唯獨庫底海濱的沙灘，確實是真真切切的純白。蒼松翠色、碧玉般澄澈的日本海、終年經(jīng)海浪淘洗的細沙不染纖塵……好一派純凈之風(fēng)光。附近茅草屋頂?shù)拿窬优c周圍景致渾然一體，難以言喻的絕美畫卷，就這樣地映入了眼簾。